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学力とモチベーションの関係とは?子どものパターン別モチベーションアップ方法解説!

学力を向上させるために必要になるのは、学習をすることと目標を実現するためのモチベーションを高く保つことです。
学習をしなければ学力が向上しないことは言うまでもないことですが、モチベーションについて、特に保護者の皆さまはどのようにお考えでしょうか?
子どもが勉強をやる気になってくれたら、自ら進んで成績をあげようとしてくれるようになったら…確かに嬉しいけど、なかなかそう上手くは行かない…とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。

当校kimino☆schoolで取り入れているコーチング手法では、学習の指導と同時にモチベーションのコントロールについても積極的に行います。高いモチベーションの維持は、成績向上や目標達成のために不可欠だからです。

コーチングについての詳しい記事はこちら↓
子どものやる気が出なくて困っている…そんなお悩みに!コーチングという手法を試してみませんか?

■目次

学力とモチベーションの関係とは?子どものパターン別モチベーションアップ方法解説!
1、モチベーションとは

2、パターン別学力・モチベーションの向上方法について

3、まとめ

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1、モチベーションとは

近年の教育業界では、モチベーションの重要性が叫ばれ始めています。
学習におけるモチベーションとはどのようなものかについて解説します。

1-1 モチベーションとは

モチベーションを日本語に置き換えると「意欲」・「やる気」・「動機づけ」になります。
スポーツやビジネスをはじめ、一般的に広く使用されている言葉であり、どの分野においても、成果を残すためには欠かすことのできないものと言われています。逆に言えば、モチベーションが不足した場合は、行動に移すことができず成果が表れにくい状態、ということです。

モチベーションは2つの要因からできています。一つ目は、動因と呼ばれる、本人の内部から湧き上がってくるものです。例えば、「数学が理解できるようになって、勉強するのが楽しくなった」といった状態です。
二つ目は誘因と呼ばれる外的要因です。例えば、「次のテストで上位10人に入れたらご褒美を買ってもらえるから、テスト対策勉強を頑張る」といった状態です。

2つのモチベーション要因のうち、継続的・自律的な行動(=子どもが自分から進んで積極的に勉強を続けられる状態)のためには必要不可欠なものは動因です。したがって今回の記事では、特に学習における動因について掘り下げて解説します。

1-2 モチベーションの格差

2017年ごろから、テクノロジーの研究・開発を中心としたマルチな活躍で「現代の魔法使い」と称されている落合陽一氏や堀江貴文氏らによって、「モチベーション格差」という言葉が少しずつです使用されるようになりました。
モチベーション格差とは、その名前の通り意欲の格差のことを差します。これまで、「格差」といえば、貧富や教育に関して用いられてきましたが、これからはモチベーションの高低の違いによって、人の評価や価値、経済力などの差が生じうるということです。

どういうことかといえば、例えばロボットやITの進化によって、「知識」の格差は小さくすることが可能です。知識を持っていなくても、googleやyahooで検索すれば、答えが出てくることが多いです。しかし、「検索をする」という行動は、人が実際に「検索しよう」という気持ちをもって行動しなければ実現されません。つまり、知識の差ではなくモチベーションの差こそが、ある人が何かを達成するかどうかに深く影響するようになってくる、と予想されているのです。

モチベーションの高さは、人によってそれぞれ差がありますが、願望が生まれたとき、願望がかないそうになかった時に、どのように対処したかによってモチベーションの高さが左右されるといわれています。

1-3 教育におけるモチベーション管理

従来は教育に関するモチベーション管理はそれほど重視されませんでした。
学校教育でも、集団学習塾でも、先生対生徒の一対多数の集団授業形式を取っており、重要なことは希望の進路を実現するために1点でも多くの得点取れるよう、効率よく学習することだったからです。

難関校に合格して、大手企業に就職できれば、年功序列により一生安泰、という考え方が一般的だったこともあり、学習をして良い成績をあげることに対して子どもが疑問に思うことも少なかったのです。

しかしながら、最近はITが発達し、非常に多くの情報が一般の人にも簡単に手に入るようになりました。それは子どもたちであっても例外ではありません。
考え方・生き方が多様化し、学力があるにもかかわらず、学習することに意欲を見いだせない生徒も少なくありません。モチベーションが上がらないまま学習を続けていると、将来壁に当たった時に大きな挫折を味わってしまう可能性がありますし、壁を乗り越えて目標を実現しようという意欲が生まれにくくなります。そもそも、目標自体が見いだせないケースもあります。

そのような状態にならないように、教育においてもモチベーションを管理していくべき、という考えが一般化してきています。

2、パターン別学力・モチベーションの向上方法について

学力とモチベーションは、正比例するわけではありません。
学力が高いにもかかわらずモチベーションが上がらない生徒もいれば、その逆の状態の生徒もいます。生徒の学力・モチベーションのパターン別に、当校でどのように学力とモチベーションを向上させるために指導を行っているかについて案内します。

2-1 パターンA(モチベーション低・学力低)

最初のパターンAの生徒はモチベーション、学力ともに低いという場合です。

前提として、このパターンの生徒の場合、「勉強がわからない」→「わからないから面白くない」→「面白くないから勉強しない」→「テストの点が悪くて、さらにやる気をなくしてしまう」という悪循環に陥ってしまっている可能性が高いことが考えられます。
また、学力が低く、意欲も低いことから、学校や学習塾での授業についていくことができず、結局授業の時間を無駄に過ごしてしまっている、という可能性も考えられます。

負の連鎖を断ち切るために、モチベーションの向上に比重を置いた指導を行います。
具体的な指導方法としては、スモールステップで本人のできる問題から解いていきます。つまずきが見られた場合には、逐一おさらいをしてあいまいなところをなくして自信を高めていきます。できたところは、その都度褒めたり、できたことをきちんと伝えたりして、自信を養っていきます。

また、生徒が「どうせできない」という気持ちで学習に臨んでいる場合にはコーチング(対話)による固定観念の変換も重要です。
このパターンの生徒は、学校や他の学習塾で挫折感を味わっていることがあるためです。

教科に関するわかりやすい指導はもちろんのことですが、勉強に対するハードルを下げ、やればできるという意欲を持たせるところからスタートします。そのために重要なことは生徒と先生との間の信頼関係です。全ての生徒に対しても同様のことが言えますが、心情に寄り添うことを特に強く強調して、生徒が勉強するときに感じる負担を少しでも小さくなるように努めます。

2-2 パターンB(モチベーション低・学力高)

パターンBは、学力は高いもののモチベーションが低いという生徒です。
ある程度学校の学習は理解できていて、テストでも点が取れているものの、さらに高い目標を立てたり、目標を見出したりするのが難しい状態に陥っている状態です。
学力が高いので、本人も保護者の方も学習に関してあまり心配されていないケースもありますが、モチベーションが低い時には壁にぶつかった時に挫折しやすかったり、自身の学力を押し上げる推進力が働かなかったりするので、早めにモチベーションを高めていかないと将来の進路に大きく影響が生じてしまう可能性があります。

この状態の場合には、モチベーションだけを高めていけば良いと思われるかもしれませんが、現実的にはモチベーションに比重を置きながら同時に学力を伸ばすように指導していく必要があります。

具体的には、学習内容の応用問題・発展問題に取り組みながら理解度の確認と課題の確認を行います。同時に、さらに高い成績を目指すように褒めたり、生徒の自信が高まる声がけをしたりしながら、テストへの意欲を高めていきます。

2-3 パターンC(モチベーション高・学力低)

パターンCは、モチベーションは高いものの、学力が高くない場合です。
一見すると学力を重点的に伸ばしていくことが重要に思える状態です。確かに他のパターンよりも学力面に力を注いだ方がよいのは事実なのですが、しかし、この状態は、自分の能力以上の成果を期待している状態とも言えます。受験勉強を始めたての生徒などによく見られるパターンなのですが、その分、挫折を味わいやすく、上手く行かないことが続くと意欲は簡単に萎えてしまいます。

スモールステップで、達成感を味わえる学習計画と、モチベーションのケアが重要になります。モチベーションのケアに失敗してしまった場合には、パターンAの学力、意欲ともに低い状態に陥ってしまい、せっかくのやる気が損なわれてしまうこともあります。

やる気が高まっているときに一気に弱点を克服することを目標に、苦手科目の宿題ではスモールステップを用いて簡単なレベルの問題から解くことで成功体験を積み上げていきます。

2-4 パターンD(モチベーション高・学力高)

パターンDはモチベーションも学力も高い状態です。
この状態の場合にはやや学力の獲得に重点を置きながら、モチベーションの維持・さらなる向上を目指せるように指導しています。

この状態の生徒の学習は、自ら課題を発見し、取り組み、採点まで自分で行うことで自学自習を実践できます。さらに、そういう学習のサイクルを循環させることによって、生徒自身が自分に必要な学習を理解し、学習内容や方法についても自分で考えることで、主体的で論理的な思考力を育みます。

モチベーションについては、非常に高まりやすく、高さを維持しやすい状態ではありますが、常にモチベーションを高めつつ低下させないことも重要になります。難易度の高い問題や複合問題などに取り組むことでモチベーションを維持、向上させられます。

2-5 生徒一人ひとり個別の対応

上記の4パターンはあくまでモデルケースです。
実際にモチベーションが上向かない理由や、モチベーションを高めるための方法は生徒一人ひとり、それぞれ異なります。

逆に言えば、一人ひとりの最適な対応方法を見出すために、対話(コーチング)が必要とされています。当校では、全ての生徒の心情に寄り添って、その生徒に必要な対策や学習法を見出していきます。

いずれにしても、確実に言えることは生徒がどのような学力・モチベーションの状態であれ、学力・モチベーション両面での指導が必須ということです。また、モチベーションや学力はその都度変動しますので、その時々で状態を把握しながら対応を行っていかなければならないということです。言い換えれば、学習の効果を最大化にするためには、学力とモチベーションの現在位置を確認し、適切な学習指導が行われることが重要ということです。

3、まとめ

最近、教育界においてもモチベーションの重要性が叫ばれるようになってきました。
ロボットやIT技術の発展によって知識の習得が容易になる反面、学力の向上やスキルの有無が意欲やモチベーションの違いによって左右される可能性があるとさえ、言われています。

モチベーションを直訳すると、「意欲」や「モチベーション」という言葉になりますが、コーチングによってモチベーションの向上を指導する際は、それほど単純な話ではありません。

kimino☆schoolにて行っているコーチングと学習の指導に関して、モチベーションと学力のタイプ別に指導法例を紹介しました。
どんな生徒にも、モチベーションのみ学力のみを指導すればOKということはなく、学習の効果が最大となる最適なバランスがあります。
今回紹介したのは、あくまで一例なので、そのバランスは生徒によって異なります。基本的なスタンスとしては生徒一人ひとりの心情に寄り添って、モチベーションを高めながら学力をも向上させていく、というものです。