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子育てコーチングで子どもの夢と向かい合うには

今回の記事では子育てコーチングを活用して、お子様の夢と向き合う方法を紹介します。
夢を持つのは、とても重要なことですし、子どもにとっては夢の実現が大きなモチベーションになることもあります。お子様が夢の実現に向けて努力しようとしていているとき、保護者としては少しでも夢の実現に向けてサポートをしたいと思われていることでしょう。

一方で、子どもの夢は非現実的であることも多々あります。ほんの一握りの人しかなれない職業だったり、将来の見通しがあまりつかない職業だったり・・・
そんな時には、お子様を心配する気持ちから、他の職業を勧めたり、あきらめさせたりすることもあるのではないでしょうか?

今回の記事では、お子様の夢に対して、子育てコーチングの考え方を活用してどのように向き合うべきか、検証してみたいと思います。

 



1、子どもと保護者、それぞれの夢

夢の実現は、子どもが日々の生活を楽しんだり、学習や厳しいレッスンを続けたりするための大きなモチベーションになります。逆に言えば、夢を持っていて、夢をかなえるために何をするべきかを理解している子どもは、周囲からあれこれ指示されなくても自発的に努力できます。

子どもが主体的に考えて行動することは、子育てコーチングの基本です。したがって、夢をうまく活用すると、子育てコーチングが効率よく行われ、高い効果が期待できます。
ここでは、小学生・中学生がどのように夢を描いているか、夢が将来にどのようにプラスに作用するかについて紹介します。

 

1-1 小学生・中学生の将来の夢ランキング(2018年)

生命保険会社のリサーチによる小学生・中学生の将来の夢をまとめると以下の図のようになります。

  小学生男子 小学生女子 中学生男子 中学生女子
1位 スポーツ選手 食べものやさん ITエンジニア 芸能人(歌手・俳優・声優)
2位 学者・博士 保育園・幼稚園の先生 ゲームクリエイター 漫画家・イラストレーター
3位 警察官 学校の先生 YouTuber 医師
4位 医者 医者・看護師 スポーツ選手 公務員
5位 食べものやさん デザイナー ものづくりエンジニア 作家・ライター
 

1-2 小学生・中学生の夢の特徴と保護者の希望

男女別、小・中学校別にそれぞれ特徴は大きく表れていますが、傾向としては堅実で実現性の高い職業よりも、話題性のある、目立つ職業が多いのが見て取れると思います。
スポーツ選手(小学生男子1位、中学生男子4位)や芸能人(中学生女子1位)など、一握りの人しか成功をおさめられないと思われる職業やYouTuber(中学生男子3位)を始めとした将来的な見通しが見えにくい職業は、保護者目線ではどうしても否定してしまいたくなるものでしょう。

保護者の方々の傾向が表れているデータとして、教育大手のベネッセグループが2013年にとったアンケートがあります。小学生保護者の方々を対象にした、「将来、お子様にどのような職業についてほしいか?」というアンケートです。

順位 職業
1位 子どものなりたい職業
2位 公務員
3位 医師
4位 薬剤師
5位 看護師



ちなみに、この後は、(6位)サラリーマン、(7位)教員、(8位)手に職をつけられる仕事、(9位)医療関係、(10位)学者と続きます。

 

1-3 親子間の夢のギャップについて

保護者の方が子どもについてほしいと思っている職業と、お子様の夢とはギャップが生じているケースが多いことが、データとして顕著に表れています。しかし、人生経験や背負うものが異なる保護者の方々とお子様との間にギャップが生じるのは当然のことです。重要なことは、もしギャップがある場合に、そのギャップをいかに解消していくか、ということです。また、「子どもがなりたい職業についてほしい」と考えている保護者の方も、その実現のために子どもが正しい方向に努力できるよう、後押しする姿勢を取りたいものです。そういった場面で、子育てコーチングの考え方は非常に役に立つ可能性が高いです。

余談ですが、堅実な職業について、今一度考えてみたいと思います。これまでは、公務員や大手企業へ就職することが手堅いとされていました。しかし、インターネット技術の発展やグローバル化によって、時代の流れは大きく変わっています。今後10~20年で、現在の49%の仕事がロボットや人工知能によって行われている、という試算もあります。
大手企業で働くからこそ経験できることや身に着けられる力もありますし、公務員だからこそ従事できる仕事もありますが、安定性を求めてこれらの夢を持つことは時代にそぐわなくなってきています。

 

2、子育てコーチングを活かした子どもの夢をサポートする方法

子どもの夢をうまくサポートして、日々のモチベーションを高めるための手法について紹介します。
子育てコーチング全般に言えることですが、否定や無視はいけません。お子様の心情に寄り添い、目標をかなえるために対話を繰り返すことが子育てコーチングの原則です。

 

2-1 お子様の夢を否定しない

お子様の夢がどんなものであろうと、否定したり、無視したりするのは厳禁です。ご自身ではそのような態度を取っているつもりはなくても、お子様に次のような言葉をかけられていないでしょうか?
  • 「ほんの一握りの人しかなれない仕事だから、難しいと思うよ」
  • 「どうせすぐに飽きて他のものになりたくなるんでしょ?」
  • 「もう少し、現実的な夢はないの?」


お子様の将来のことを考えての発言かと思いますが、保護者の方が想像している以上にお子様はこれらの発言によって傷つき、自分自身を否定されてしまった気分になっている可能性があります。反骨精神を持つお子様もいらっしゃるかもしれませんが、その場合でも親子間の信頼関係構築という点ではマイナスに働きます。どうしても、お子様の夢を肯定できないときには、「あなたはそういう夢をもっているのね」と受け止めるよう、心がけてください。

お子様の夢がどのようなものであれ、まずお子様の気持ちを受け止めることが原則です。

 

2-2 お子様とのギャップの埋め方について

夢の否定は厳禁ですが、保護者の方がギャップをすべて飲み込むのは、とてもストレスのかかることかと思います。それに、お子様が望ましくない方向に進んでしまう可能性もあります。特に、小学校の高学年、中学生くらいのお子様を持つ保護者の方にとっては、お子様が日々やるべきことをやらずに夢ばかり語っていると不安に思われることも多いでしょう。

そういう時は、不安点や疑問点をお子様に問いかけてみましょう。ポイントとしては、夢を諦めたり変更したりするように誘導するのではなく、お子様自身がその職業のリスクや見えていない部分について向き合い、問いかけるきっかけを与えるように質問することです。

  • 「YouTuberについて(私は)詳しく知らないんだけど、どんな人がその仕事をしているの?」
  • 「スポーツ選手って、けがをしたら試合に出られないと思うんだけど、そういう選手たちはどうしてるの?けがが治らなかったら、どうなるの?」
  • 「どうしてその職業になりたいって思ったの?」



質問を通して、夢を漠然としたものではなく、現実的なものとして考えられるように指導していくと良いのではないでしょうか?また、保護者の方々にとっても、お子様がどこまで本気で夢について考えているかを見ることができますし、不安が軽減されることもあるかもしれません。

 
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